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紀伊長島への旅 ~美鈴編(2)+修行編(2)
8時の朝食に合わせて朝風呂。
昨日の夕飯、あんなにいっぱい食べたのに、朝食も完食できそう。
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紀伊長島への旅 ~美鈴編(2)+修行編(2)_c0083889_045551.jpg名物の磯汁。魚介類のお味噌汁のお椀に、焼けた石を放り込む。
まさに漁師料理。グツグツ豪快。
お椀が熱くてしばらく持てなかった。。。
塩辛・カラスミのふりかけ等々・・・またごはんが進んでしまう。
旅行って朝ごはんがいっぱい食べられるから不思議。
それにしても、この贅沢なふりかけ。持って帰りたいなぁ。。。
パスタにからめたらおいしそう。

はぁっ、満腹。。。と部屋で動けないでいる私達に、女将さんがコーヒーを持って来て下さる。
素直に「うれしい~」。こういう気配りがうれしい。

今日は熊野古道をウォーキング。宿から5分のところに始神峠への上り口がある。
行きは江戸道、帰りは明治道。約2時間の散策。
チェックアウトをして、荷物を預かってもらい出かけようとする私達に、
「お水は持った?」と女将さん。
「その辺の自動販売機で・・・」と言うと、この辺りにはないとのこと。
親切にもペットボトルに冷たいお水を入れてくれ、登山には甘いもの・・・と飴まで手渡してくれる。
何から何まで本当にありがたい。
感謝しつつ、熊野古道へ向かう。

紀伊長島への旅 ~美鈴編(2)+修行編(2)_c0083889_0463353.jpg今では世界遺産となった熊野古道。
始神峠は、その中でも初心者向きとか。
歩くのがあまり好きではない私にはちょうどいい。
密かに今日も「苦行だわ」と思っている。
入り口付近には紫陽花がたくさん咲いていた。
雨が少し降ってきた。でも5分ほどでぴたりとやんだ。
また私たちの晴れ女パワーよね?と信じて疑わない。

春はこの辺り一体、桜並木で彩られるそう。
またその頃にも来てみたいなぁ。
美鈴さんも、秋にはお風呂を改装するそうだし、
春は春で違ったおいしさを楽しめそう。やどかり食べてみたいし。

マイナスイオンがいっぱいな感じ。
真っ赤な沢蟹があちこちにいる。
人は全くいないのに、時々カサッと音がしてビックリする。
蟹かとかげなんだけど。

そんなこと言ってられないくらい、登りが急になってきた。
段々無口になってしまう。

着いた~っ。
と思ったら先客が。美鈴さんの2軒お隣の方だそう。
よく、お散歩に来られるらしい。 
少しお話をして、先へと進む。
その前に、峠から見る下界。
今日は霞んでいるからか、何だか神秘的に思えてしまう。
いい気持ち~。
 
帰り道は落ち葉がクッションになって歩きやすい。行きは岩がゴツゴツしてたけど。
ハナウタなんか歌いながらどんどん進む。
つり橋・・・って程でもないけど、下が見えて怖い。
そこだけ慎重にゆっくりと。
 
また晴れてきたよ~。
発電所の辺りまで来ると青空がのぞいてる。
快晴とまではいかないけど、十分な感じ。
ちょうど2時間程で下山。
宿に預けた荷物を取りに行く。

近くのスーパー銭湯のような所で汗を流そうとしていた私たち。
またもや、美鈴の女将さんのご好意で、少し離れた古里温泉まで大将に車で送ってもらうことになった。
お水まで補充してもらったし。
何から何まで、すみません。
本当にありがとうございました。

お料理だけではなくて、女将さんや息子さんの細やかな気遣い。
そういったもの全てに感動すら覚えた2日間。
あぁ、いい旅だったなぁ。心からそう思える。
いっぱい食べて、いっぱい歩いて、いっぱい笑って。
日常とかけ離れた場所で、時間までもがゆったり流れていたような気が・・・。
何より、一緒に行った友人と、同じように感じ、同じように楽しめたのがまたうれしい。
心地よい疲労感と共に帰路につく。

《おまけ》
あれだけ朝ごはん食べたのに、松阪に着いた頃には小腹が減り・・・。
たい焼きをほお張りながら、デパ地下で食料を買う私たちって?
でも買ったものが全部ハズレなしでおいしいってのも私たちらしいかと。。。
by hana_in-a-forest | 2006-07-02 20:02 | おでかけ
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