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紀伊長島への旅 ~美鈴編(1)
駅から5分。
『割烹の宿 美鈴』へ到着。
入った途端、いや入る前から素敵な佇まいに目を惹かれる。
キョロキョロしながらお部屋へ案内してもらう。
お茶菓子は女将さんの手作り。
新生姜・ふき・夏みかんの皮の砂糖漬け。
おいしい~。
宿の素敵な雰囲気は、女将さんの雰囲気と同じなんだなぁ。何とも落ち着く。
去年改装したとのことで、まだ畳の新しい匂いがする。

《しつらい》
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部屋の窓から海が見える。夕食前にお風呂も入りたいけど、海にも行かなくては!!
海岸をぶらぶら。俄かに空が明るくなってきた。夕日??
二日間とも降水確率70%の予報だったのに、まだ傘をさしてない。
海の上の空も、さっきまであんなに曇っていたのに、青空がのぞいてる。
私たちってすごい晴れ女~♪うれしい。。。
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大将が出てきて、からすみ工場を見せていただく。
そう、この宿はからすみが有名。
9月下旬から10月中旬まで民宿は休業して、一年分のからすみを作るのだ。
今は息子さんのハーレー置き場になっているが、その時期になると追いやられるらしい。
民宿の天井も手が込んでいると思ったら、長野の宮大工さんの作品らしい。さすが。
床も素足に気持ちいいと思ったら、麻100%の織物。
どこまでもこだわりで出来ている。

さて、待ちに待った夕食。
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正直言って、前菜だけで十分な感じ。
鱧の肝やイサキの子、たこの燻製に、さっと酢で洗った酒盗などの珍味。
からすみ、ねっとりとしていておいしい。一切れで十分堪能できるのにたくさんある。
イサキやたこのお造りなんて、とても二人分とは思えない。
「食べきれるの?」と少々の不安を感じた頃、お口すすぎの鱧のお吸い物。さっぱり。。。
写真を撮るのも忙しいけど、お酒も進む。日本酒おいしい♪
お寿司が出てきた。ネタが大きい!!アワビ・赤烏賊・かます。
かます?生で食べられるなんて・・・。かっぱ巻きが箸休めにちょうどいい感じ。ホッ。
待望のうに登場☆顔がにやけて仕方がない。だって、だってこんなにいっぱい!!
今日、海女さんが海に潜って取って来たばかりの新鮮なうに。イガイガがまだ動いている。
お寿司屋さんで木の箱に入っているのを見かけるが、2箱分はゆうにある。
何もつけないで口に入れる。ほわっと磯の香りが広がって美味しい~。
食べても食べてもなくならない。一年位、うに食べなくてもいいです。海女さんに感謝。
もうお腹いっぱい。苦しい。なのにナス田楽・・・。
あれ?ぱくぱく食べれる。揚げてあるのにしつこくない。またもや完食。
サラダ海苔巻きを、あっさりマスタードノンオイルドレッシングでいただく。
しめの鱧しゃぶ。お出汁をごはんにかけてお茶漬け風。何ともおいしい。
完食~☆
もう何も入らない。お腹いっぱい。苦しい。
なのに・・・やっぱりデザートは別腹のようで。。。
あっさり寒天に黒蜜ときなこがかかっている。おいし。
この寒天も前の海でとれた天草で作っているらしい。
そう、忘れていたけど、ここはスローフードな宿だった。うん、納得。
脇役だったけど、木苺おいしかったなぁ。

部屋に戻ってゴロン。
眠い・・・なんて言ってる間に寝ちゃったのね?私・・・。
ちょっと眠ってまた起きて、話をして、おやすみなさいを言うか言わないうちに、
またストンと眠りについたみたい。

歯磨きついでに覗いた夜空。星が出ていた。晴れるといいな。
明日・・・早起きできるかな?

~美鈴編(2)に続く。
by hana_in-a-forest | 2006-07-01 23:38 | おでかけ
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